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おすそわけ

9月20日(日)。
この日は、イスラム教徒にとって、ラマダン(断食)明けのお祝いの日でした。

私の家の両隣は、いずれもマリ(西アフリカの国)人でイスラム教徒。
朝から片方の家のママが玄関前で調理している音が聞こえたため、何を作っているのか覗きに行くと、杵と臼のような木製の道具を使って、ミンチ肉をこねていました。
そして、炭をおこしたかまどには、羊肉のシチューが調理中で、色々な香辛料を使って味付けしている様子がとっても興味深かったので、しばらく見学させてもらってました。
そのママ曰く、このシチューはラマダン明けのお祝いに必ず食べるもので、今日はイスラム教徒のどの家でもこれを作っている、とのこと。そして、出来上がったら、持って行ってあげるから、食べてみて、とも言ってくれました。

なので、喜んで家で待っていると、昼過ぎにシチューとご飯をお皿に盛って私の家に持ってきてくれました。

↓もらった羊肉のシチューとご飯
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今までガボンで食べたことのある料理とはまた違った感じでとってもおいしかったです。
そして、何より、ご飯がガボンで一般的に食べられている油入りの味付けピラフ風ではなく、日本風のお水だけで炊いた感じだったのが驚きでした。
これがマリの文化でしょうか?!今度機会があったら尋ねてみたいと思います。

おすそわけしてもらって、イスラム文化に少し触れることができたいい1日でした。






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お誕生日会

9月11日(金)。
この日、職場の臨床検査技師である50代の女性(私たちのお母さんのような存在なので、みんな「マンマ キキ」と呼んでいる女性《マンマはお母さんという意味で、キキは彼女の愛称》)の孫が8歳の誕生日を迎え、誕生日会を開くということで、招待されました。

職場からたまたま行ける人が私だけだったということで、初めて訪問するマンマキキ宅にちょっと緊張しましたが、集まっていた子どもたちも、親戚の大人たちもとっても温かく日本人である私を迎え入れてくれ、おいしいガボン家庭料理とともに、とっても楽しい時間を過ごしました。

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↑マンマキキと8歳の誕生日を迎えた孫のClear

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↑集まっていた子どもたち

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↑マンマキキの旦那さん(左)とその双子の弟(右) そっくり!!

子ども、特に小学生中~高学年くらいの女の子たちの興味を引いたのは、私のまっすぐな髪の毛だったようで、
「メッシュ(付け毛)みたい。これ、本当にあなたの髪の毛?」
と不思議そうに私の髪の毛を触っていました。

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↑私の髪の毛に興味深々だった女の子たち


家族や仲の良い友達の集まる会って本当にあったかくていいな、と改めて感じた夜でした。

どうしたらいいものか・・・

たまには、仕事のお話を。

私が働くランバレネCTA(CTAは“通院治療センター”の略)には400人ちょっとの患者さんが登録されています。エイズを起こすウイルス“HIV”を持っているかどうか検査した結果、持っていた場合(この場合、「陽性」という)に、その後のフォローを行うため、登録患者としてカルテを作り、定期的に来院してもらいます。
日本でもHIV/エイズについてちゃんと知らない人が多いと思いますが、陽性であってもすぐに治療が必要なわけではありません。多くの人が何年も無症状で生活できます。しかし、その間、HIVは身体の免疫機能を破壊するため、その免疫機能がある水準以下になった場合には、抗HIV薬による治療を開始します。一度抗HIV薬を始めたら、一生毎日決まった時間にそれを飲み続けなければなりません。HIVが体内から消えることは今のところ不可能ですが、でもちゃんと薬を飲み続ければ、何十年も生き、寿命をまっとうすることが可能です。そういった意味で、エイズは、今や糖尿病や高血圧と同じような「慢性疾患」とも言われます。

当CTAでは、基本的に抗HIV薬を服用中の患者さんは3ヵ月毎、未服用の患者さんは6ヵ月毎来院し、いくつかの血液検査をした上で、その状態をDr.が診ています。
しかし・・・。
抗HIV薬を服用中の患者さんでさえ、定期的に来院していない患者さんが非常にたくさんいます。
私は、これは大きな問題だと思い、全患者さんの最終来院を一覧表にして、長期間(6ヵ月以上)来院の無い患者さんについて毎月把握できるようにしました。
その上で、来院を促すべき患者さんには電話連絡をした方がいいと訴え、それに院長や同僚も当初は賛成してくれました。
ただ・・。
連絡しても、
「CTAまで行くタクシー代がない」と言って来院できないと訴える患者さんや「行けたら行くよ」などと答えながら、来院する気の無い患者さんなどの反応に、電話連絡をしてくれていた同僚も呆れ、疲れたのか、先日、
「もう電話連絡なんかしても来る気の無い人には無意味だわ。みんな、自分の体のことは自分で責任を持つべきで、来院しないから手遅れになっても私たちの責任ではないわ。もうどうしようもない状態にならないと来院しようという気にならない人のことなんかほっといていいのよ。」と言いだしました。
確かに・・・。
「タクシー代がない」と言う患者さんに救いの手を差し伸べることも難しいし(大体がランバレネから数時間離れた場所に住んでいる)、何を言っても耳を貸さない人には電話連絡も無意味なのかもしれません・・。
でも、だからと言って、このまま放っておくのではなく、定期的に来院することが重要であることを登録した患者さんに少しでも理解してもらうことが私たち専門の医療機関で働く人間の役割だと思うのですが・・。
もちろん、同僚自身もそんなことは分かっていると思うのですが、中々改善しない状況にあきらめのような気持ちがでてきているのでしょう。
どうしたらよいものか・・。
自分の無力さを感じられずにはいられません。

大統領選挙 9月3日結果発表

先ほど(9月3日午前)、大統領選挙の結果発表が行われました。
当初の予定では、2日の夜に発表されるということだったのですが、やっぱり、遅れました。

朝仕事に行ったものの、発表が行われるとなると、スタッフが「閉めて帰るわよ」と言いだし、10時半頃職場を閉めて家に戻ることに・・。
帰り道、家までずっと歩いてみると、ほとんどのお店が閉まっており、道に車も少なく、街中が静かで、少し不気味な様子でした。
そして、家でテレビをつけると、どのチャンネルも発表の中継中。
各地域毎に得票数を口頭で発表しており、長い長い発表・・。

結果・・
ALI BONGO ONDIMBA(50歳)が当選。
彼は、6月に亡くなった元大統領の息子(養子ですが・・)です。
残念ながらガボンの政治体制はこれまでと変わらないでしょう・・・。
多くの人(特に私の周りの人々は・・)が前大統領の体制から変わる新しいガボンを望んでいたのですが、それ以上にこれまでの体制であり続けることを望む人が多かったということでしょう。

ただ、噂では、この結果に対して不満をもつ人々が既に首都などで暴動を起こしているという話も・・。
情勢が落ち着くまでには少し時間がかかるかもしれません。

ちなみに・・
海外での投票も行われたようで、日本での投票結果も発表されていました。
 有権者数:31 ※18歳以上のガボン人
 投票者数:21
 有効投票数:18
日本に18歳以上のガボン人が31人もいるということにちょっと驚きました。
日本に住むガボン人を見つけたら、ぜひ教えてください!

大統領選挙 8月30日(日)投票

8/30、ガボンでは大統領選挙の投票日でした。

この日を迎えるにあたり、職場のDr.は、私に
「何が起こるか分からないから、30日は外出するな!」とか、
近所のパン屋のおじちゃんは、
「日曜以降、街中のお店がしばらく閉まるかもしれないから、家に食糧を蓄えておけ!」とか、
色々アドバイスしてくれた人がいたのですが、結果的にランバレネでは、30日に暴動が起こることも、お店がしばらく閉まることもありませんでした。
(ただ、投票翌日の今日、月曜は閉まっているお店も多いですが・・)

投票日当日、どんな感じで投票が行われているのか、午前中に投票所の一つである家の裏の小学校に見学に行きました。
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↑投票所の小学校

ここでは、4つの地区の人々が投票を行っていて、その方法は以下の通りでした。
1.入口で選挙人リストと各自が持参した有権者カード及びIDカード(全国民が原則顔写真入りのIDカードを持っています)を照合する
2.各候補者ごとに用意されている名前と顔写真入りのカードをとる
 ※候補者数は、この日までに23人から18人に減少したため、カードは18枚
3.投票用の封筒(真ん中で仕切りされ、両端に口があるもの)をとる
4.仕切りされた一角で投票する人のカードを1枚選び、それを一方の口に、その他の17枚のカードを他方の口に入れ、ふた(糊付)をする
5.投票箱に入れる
6.有権者カードに投票済みの印をつける

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↑有権者カード。これは、事前に各地区の配布所に取りに行っておかないといけません。

名前と顔写真入りのカードで投票するというのは、日本にはない発想で、なるほどぉ~と感心しました。でも、有権者カードにしてもそうですが、一つ一つがかなり立派で、随分お金がかかってる感じだな・・と。
そして、投票が行われている教室内には、監視人らしき人もいて、一連の作業をずっと見守っていました。なので、これまでの選挙で多くの不正疑惑があったという割には結構ちゃんとしてるんだなぁ、というのが正直な感想でした。

そして、今度は19時頃、どんな感じで終わるのか再度見学にいくと、開票していました。
選挙人リストの数と封筒の数を数え、一致していることを確認してから一つ一つ開封。
一方の選ばれた人のカードが入っている口を開けた後、他方に17枚入っていることを確認し、17枚揃っていれば選ばれた人の名前を読み上げ、黒板に枡の字で数を記す。
もし、他方に17枚無い場合、それは無効投票になる、という仕組みです。
一連の作業がかなり丁寧に行われているなぁ、という感想を持って見ていたのですが、ただ、一つ気になった点が・・。
選ばれた人の名前を読み上げ、黒板に記すと、その封筒とカードはひとまとめにして捨てているのです。選ばれた人とそうでない人のカードを一緒にして・・。つまり、2度と誰が選ばれていたのか確認できない状態で破棄していたのです。
日本の選挙の開票作業を知りませんが、最終的に再度確認しないものなんですかね?!
私がやるのであれば、選ばれた人のカードは別に置いておき、最終的に黒板に記した数とカードの数が一致しているかどうか確認すると思うのですが・・。
何だか見ていてハラハラしました。誤りがないことを願うばかりです。

この開票作業は、私だけでなく、たくさんの人が教室の外から見ていました。そして、私が家に戻ってからしばらくして、結果がまとまったのか、学校から人々の歓声が聞こえてきました。
どんな結果だったのか・・・、気になるところです。

今日(8/31)、職場に行くと、この選挙結果についての話題で持ち切りでした。
「あそこの地区では、誰々が強い」とか「ここは、誰々が一番だった」とか・・。
そして、選挙運動中にある候補者応援団体からお金が住民に配られていた話なども・・。
また、18人いた候補者のうち、1人は昨日になって候補者から降りたことも・・。
びっくりする話もありましたが、それだけこの大統領選挙に対する国民の関心が高いということですね。
職場の人の意見では、18人(昨日1人減ったので実際は17人)の中でも本当の戦いは3人らしいです。
最終結果がでるのは、今週末と言われています。ガボンの未来が誰に託されるのか・・。
楽しみです。
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