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2010年

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

年末年始、いろいろありました。
そのご報告をしたいのですが、とりあえず、新年に感じたことを。

①日本を離れ、ここ(ガボン)にいられることの自由さ。
年明けに私より3ヵ月後にガボンにやってきた後輩隊員の女性が1人、任期を短縮して帰国しました。
家庭の事情による帰国なのですが、その決断に敬意を払うとともに、隊員それぞれが色々な事情を抱えいるんだなぁと思いました。
2年間の任期を全うして帰れること、それ自体が非常に恵まれたことではないかとも思います。
私は残り半年弱。頑張ります。

②何も決まっていない私。
いつも新しい年の始まりに、これからの1年間、自分がどんな方向に向かっていくのか考えてみるのですが、今年は、はっきり言って、帰国する6月末以降何も決まっていません。
どこで何をするのか?
この状態を自由と言っていいのかどうか分かりませんが、この自由を履き違えないように、そして自分で踏み出す一歩を躊躇しないように、しっかり考えて決めていきたいと思います。

では、皆様、本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。


↓1月10日に行われた日本大使館での邦人新年会で。左から同期の道子、加藤日本大使、私。
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世界エイズデー

12月1日は“世界エイズデー”でした。
この日は、ガボンでも保健省が主催する無料HIV抗体検査が各地で実施されました。
ランバレネでは、私の職場(CTA)とシュバイツアー病院が実施担当だったのですが、必要な荷物が届いたのは、前日の11月30日。
そして、私たちCTA組は、CTAに加えてランバレネの町から車で1時間ほどのビフンという町と車で2時間ほどのンジョレという町でも無料HIV抗体検査を実施することが決められ(決めたのは、保健省の州担当のトップ)、その準備を始めたのも前日の11月30日。
いつものことながら、バタバタの準備でした。

そして、当日。
私は、CTAのスタッフの一部とビフンという町に行き、そこに新たに建設された診療所(まだ機能し始めてなく、医者がいない状態)を借りて無料検査を実施しました。

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↑できたばかりの診療所

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↑検査前のカウンセリング(HIVの説明など)の様子。顔が見えているのは、説明を行う臨床心理士。通常は1対1で行いますが、人数が多い時は、写真のように複数で行うこともあります。

ここに割り当てられた検査人数は、50人。
出だしは、人の集まりがあまり良くなく、50人も実施できるのかな・・と心配になった程でしたが、しばらくするとどんどんと人が押し寄せ、最終的には、CTAから検査薬を追加で持ってきてもらい、58名に対して検査を実施するに至りました。
集まって来た人々の中には、特に高齢者に、「足が痛いんだ。」とか「腰が痛いんだ。」などと訴え、「今日は、エイズの検査のみです。医者はいないので、その他の病気の検査や診察はできません。」と言うと、残念そうに帰っていく人々もいて、町から離れた医者がいない村の現状を目の当たりにした感じでした。


なお、ここでまたしても虫にやられました・・。
今回の敵は「フールー」。
目に見えない程の小さな蚊のような虫で、群れで一気に何か所も刺します。
1日、半袖で過ごしたためか、両腕を合計で30~40ヵ所刺され、次の日から3日間程痒さに苦しみました・・。

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↑フールーに刺された腕

このところ、虫についてます・・。

タバスキ

11月27日(金)は、イスラム教徒のお祭り、【タバスキ(犠牲祭)】で、仕事がお休みでした。
このお祭りでは、イスラム教徒は奥さんの数だけ(イスラム教は一夫多妻が認められているため、複数の奥さんを持つ男性が多い)、羊を殺して食べます。
私の家の両隣は、マリ人一家でいずれもイスラム教徒。
数日前から裏庭(私の家は、両隣と裏庭でつながってる)で、「メ~ッ」と羊の声が聞こえていたので、この日に絶対庭で羊を処理するだろうと思い、朝から裏庭の様子をうかがっていました。
すると、10時前ころからざわざわと・・。
裏庭に出て様子を見てみると、それぞれの家の裏で一匹ずつ、合計2匹の羊が縄に繋がれ、数人の男たちが準備を始めています。
いよいよ始まる、と思い、カメラを持ってその様子を見学させてもらうことにしました。

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↑処理直前の羊

まず、地面に小さな穴を掘り、その近くに羊を連れて行ったあと、体を抑えて、首にナイフを入れます。
首から溢れる血は、その穴に入るように抑えつけるのがコツのようです。
さすがに、以前見た鶏の処理以上の迫力&生々しさがあり、ナイフを入れる瞬間は、凝視できませんでした。
そして、その後、平坦な場所に移し、革を剥ぎ、内臓を取り出し、肉を切り分けていきます。

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↑作業の様子

片方の家ではお父さんが中心となり、息子たち2人に指示を出しながら、もう一方の家では、大人の男性3名がかりで、いずれも見事な手さばきです。
内臓は、取り出した後きれいに洗い、レバーについては、すぐに焼いてその場で食べていました。
見ていた私にも勧めてくれ、レバーがあまり得意でない私は、迷いましたが、縁起ものだと思い、有り難くそれぞれの家(羊)から一口ずついただきました。思ったほど臭みがなく、おいしかったです。
そして、約2時間弱できれいな切り身となっていました。
切り分ける時、片方の家のお父さんが私に、
「この羊はみんなで分けて、食べるんだ。あんたはどこの部位がいい?」
と聞いてくれ、その心遣いは嬉しいものの、さすがに肉の塊をもらっても困る、と思って
「いや、私は、料理の仕方も分からないし、いいです。」と言うと、
「じゃぁ後から妻が料理したやつを持っていくようにするよ。」と言ってくれ、その気持ちがとっても嬉しかったです。
また、最後に両家は、お互いの羊の足を1本ずつ交換していて、このお祭りをみんなで祝っている気持ちを感じました。
伝統的なイスラム文化の行事を見学させてもらうことで、イスラム圏の人々の思いやりに触れられたような気がし、何だかとってもあったかい気持ちになれた1日でした。

ちなみに、羊は、シチューとしていただきました☆
これまたおいしかったです!!

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↑調理中のシチュー

謎の虫さされ

11月21日土曜日。
この日は、濱川隊員親子が舟で川を下り、川沿いの湖を訪れるというので、私も一緒に参加させてもらいました。
川を下ること約1時間。
濱川隊員が時折仕事で訪れるというガボン最大の湖、「オナンゲ湖」に到着。
まるで海のような湖にガボンの自然の雄大さを改めて感じました。

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↑オナンゲ湖

続いて、「エバロ湖」。
ここに浮かぶ島には、大量のマンゴーの木が、大量に実をつけてあり、しばしマンゴー狩りを楽しみました☆

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↑たわわに実をつけるマンゴーの木

そして、その島を離れる直前・・。
ハエが大きくなったようなアブのようなブユのような虫が1匹私の左手首に。
「え?!」と思った瞬間には、刺された後で、痒みを覚えました。
蚊にさされたようなものだろう、としばらくは気にしていなかったのですが、街に戻る舟の中で左腕にピリッピリッと変な感じが・・。見ると、刺されたであろう手首の箇所から肘にかけて赤くなっています。
「あの虫が持つ何かが体の中に入っちゃったのかな・・」
と若干心配しながらも、家に帰って【ムヒ】を塗ってみたのですが、痒みが止まらない。
しかもだんだんと手首を中心に腫れてきています。
濱川隊員のお母様が日本から持ってこられたステロイド含有の痒み止めの塗り薬を借り、その日は、夜中も目を覚ましてはそれを塗り、痒みを抑えていました。

そして翌朝。
状況は悪化し、左腕の肘から下すべてがパンパンに腫れ、肌が引っ張られて痛いくらいに。
痒みも、もう一般の塗り薬ではおさまりません。
とりあえず、家に余っていた抗ヒスタミン薬(痒み止め)の飲み薬を飲み、我慢することにしましたが、パンパンに腫れ、熱を持ってピリピリする左腕を見ていると
「どうしちゃったんだろう・・」と不安が大きくなります。
よっぽど職場のDr.に電話して相談しようかと思ったのですが、彼はこの週末首都に行くと言っていたので、ランバレネにいないのであれば意味がないや、と思い、諦め、この日が日曜であることを恨みながら耐えることにしました。
午後になっても、ますますひどくなる腫れに、一瞬
「シュパイツアー病院の救急に行ってみようか・・」との考えも浮かびましたが、虫さされで救急にかかるのも・・とさすがに躊躇われ、とりあえず街の薬局に行ってみることに。
薬局のお姉さん(きっと薬剤師ではない・・)に、腕を見せると、「これを塗りなさい」とステロイドの塗り薬を出してくれたので、一瞬迷ったものの、素直に従って購入。
腫れはひかないものの、その夜は、その塗り薬で痒みに耐えることができました。

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↑腫れた左手。私の普段の手(骨と血管が浮かんでゴツゴツした手)をご存じの方はパンパンに腫れていることが分かると思いますが・・


そして月曜日。
出勤して一人の看護師に腕を見せると、
「わあぉ・・」と一瞬言葉を失い、その後すぐに
「すぐにデキサメタゾン(※ステロイド)注しよう。」と。
「え?!注射?!しかもステロイド?!まじ?!」と【ステロイド注射】になんちゃって薬剤師の私は若干ひるんだのですが、
「最近街中にポスター貼ってあるだろ。あんな風にならないためにこういう時はデキサメタゾンを3日連続注射するんだ。ちょっと前俺もハエのような虫に刺されて3日間注射したよ。」
と言うので、そのポスターの様には絶対なりたくない気持ちと、彼の経験に基づく対応だということが分かった気持ちから素直に従いました。

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↑問題のポスター。詳細は不明ですが、傷痕、虫さされなど、ひどくなる前に病院に行こう、と訴えているものらしいです。

すると・・注射後数時間で腫れはかなり引き、痒みもほぼなくなりました。
結局3日ではなく、2日間だけ注射してもらったのですが、ステロイドという薬のもつ威力に改めて感心し、地元の人のやり方に敬意を払わないといけないな、と思った事件でした。

ちなみに・・
私のこの虫さされの原因について、周りのガボン人は色んな推測を(勝手に)してくれます。
「蜂だ!」(→あり得るかも・・)
「いやいや、スズメバチだ!」(→いや、それは死ぬでしょ・・)
「ハエみたいだったというんだったら、ツェツェバエ(眠り病を起こすハエ)だ!」(→え?!ツェツェバエってガボンに存在してるの?!)
という次第で、虫に対する不安は、さらに助長されるのでした・・。

視察の旅

11月18日~25日に”視察の旅”として、隊員6名のご家族10名がガボンに来られました。

この視察の旅は、私たち青年海外協力隊員をバックアップする団体の主催で、日本からのパッケージツアーです。
ただ、ツアーと言っても、日本とガボンの往復を共にするだけで、実際のガボンでの滞在は、それぞれの隊員任せとなります。
残念ながら私の家族は今回これに参加できませんでしたが、ランバレネに2家族が訪問してくださったので、ご一緒する機会が持てました。

まず、同期かつ同任地(ランバレネ)隊員の濱川隊員のお母様。
ガボン(首都)到着翌日にランバレネに到着。
長い旅(日本→香港→南アフリカ→ガボン)の疲れを全く感じさせず、驚きました。

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↑レストランで夕食。

日本で母親を通してお願いさせてもらっていた荷物に加え、たくさんの日本食のお土産を持ってきてくださり、感激でした☆
また、濱川家で日本食もご馳走になり、本当に元気をいただきました♪

3泊4日のランバレネ滞在の間、濱川隊員の職場だけでなく、私の職場も訪問してくださり、私の職場のスタッフも日本からのお客様に喜んでいました。


続いて、私より3ヵ月先輩で、フランスビルという東の街で幼児教育隊員として活動している原田隊員のご両親。
フランスビルに行って、一度首都に戻った後、1泊2日でランバレネ訪問、というかなりハードなスケジュールでしたが、本当にお元気でした。

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↑同じくレストランで夕食。

濱川隊員のお母様も、原田隊員のご両親も私のこのブログを読んでくださっている、とのことで少し恥ずかしかったですが、色々とお話することができ、とても楽しい時間を過ごしました。
色々とカルチャーショックも多かったと思いますが、それらも含めてガボンでの時間がそれぞれのご家族にとって素敵な思い出となれば幸いです。
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